10.31.2017

バイオハザード0レビュー <その1>

とりあえず、思いついたことを書いておく。

<徹底的にリアルにこだわった、ゲーム作り>
筆者がバイオハザードに初めて触れたのは、映画だった。
ミラジョボビッチが、スーパーマンのごとく迫り来るゾンビを蹴散らしていく様を
娯楽性たっぷりと描いた、痛快アクション満載のモンスターパニック映画だ。

私はすっかりそのイメージに擦り寄っていて、ゲームもそういう感じだと、勘違いをしていた。

しかしやってみると、全然そのイメージとは違う。
動きが重い。と言うか、リアル。
キャラクターもまだ新米の、女性捜査員で、どこかしら危なっかしく頼りないイメージ。
できるアクションも、銃を撃つことに比重を置いており、細かなシビアな操作を要求する印象を持つ。
なるほど、と理解した。
これは全然違うなと。映画のイメージとは真逆で、プレイヤーは不利な状況からスタートする。
しかも、超人ではなく、訓練されているとは言え、あくまで一人の人間だ。
それは操作性にも如実に表れていた・・・<つづく>

10.18.2017

ニンジャガイデン3 レザーズ・エッジ レビュー

<本当はmk2レビューに投稿しようかと思ったが
何かまとまりきれてない気がして自分のブログに載せてみた。
私はこのシリーズの
XBOX版の1、1BLACK、2、PS3版のΣ1・2をプレイ済みで
それぞれ最高難易度までクリアしています。
今作はメインのストーリーモード難易度NORMALクリア済みです。
クリア特典などは加味せず主にプレイ面に照準を絞ったレビューに
なります>

これは説明書の写真から抜き出したものですが
なぜかカスミだけありませんでした・・・

-GOOD編-

・まず前作までの経験者として

今回の作品は、全体のスピードアップ、テンポアップが図られ
且つ爽快感と動きの格好良さを追求した作りになっている印象を持った。
元々モーションに関しては非常に優秀なゲームだと思っているので
それをベースに改良すれば良い物が出来るという物で
今回も軒並み、新しくなった部分は悪くなく、力強さとともに格好良さを
堪能できる作りに。
操作もキビキビと反応し、若干癖はあるものの
慣れれば思い通りに動く事ができ、前作と比較しても
操作性は向上している印象。

・要の動の良さに次いで、気に成るのが追加要素。

一番の特徴は、やはり『断骨』の追加だろう。
相手の特定の攻撃の際に、タイミングよくこちらの強攻撃を当てる事で成立。
一撃で倒す事ができる。
その時に付近に敵がいれば、巻き込み式に次々と一定数まで
決める事ができるので非常にテンポよく戦闘が進む。
気持ちのいい効果音と共に、中々の爽快感。

ボスや一部の雑魚キャラは一撃では倒せないが、中ボスは部位欠損
ボスは大ダメージを与えるなど
闘いに一定の優位性とメリハリを与える仕様に。
積極的で攻撃的なスタイル程有利になる寸法。
また、様々な武器で戦えるのもこのゲームの特徴。
主武器に全6種、それぞれ武器は千差万別の性能を持っており
どの武器もそれなりに威力を発揮する
選択肢になり得る物に仕上がっている。ここら辺のこだわりは
多の追随を許さない程。
どの武器も使えるし、どんなモーションなのか楽しみにもなる。
素晴らしい。

他にも、一撃で致命傷を与える攻撃手段が数々あるのも、このゲームの特徴。
飯綱落とし(一部雑魚キャラや大型雑魚、ボスは除外)、絶技、滅却、忍法
そして断骨。
結果的には、前作よりも多対一の戦いを有利に進めやすくなったように思う。
かと言って、容易に攻略できるわけでもないザコの動きの良さもあるので
そこら辺は相変わらずやり応えのある作りになっている。
戦闘面に関しては、爽快感は特にアップしたと言う印象。

・もう一つ良かった点は、効果音を含めたサウンド面だった。
前作までのような、これが一番というような抜群な曲はなかったが
各チャプター(ステージ)のBGMは邪魔にならなく、戦闘を盛り上げてくれた。
印象が薄いとも言えなくもないが、センスは悪くなかった。
また、過去作の名曲も入っているので、その辺りは感涙ものだった。

特に今回良かったのは効果音で、一部変更されたと思われる各武器の攻撃音はじめ
ポイントポイントで入る、各種効果音がタイミング良かった。
主張しすぎない、あくまでさり気無い感じが好印象だった。
特に武器の音は非常によく、闘いの最中の力強さと激しさをうまく演出
効果的に盛り上げる。
相手を撃破できた時は、思わず自分を酔わせてくれる。

また、今作はゲームプレイする上での快適性がよく改善されていた。
ゲームデータをインストールする事が前提だが
チャプターの冒頭やセーブデータのロードにはある程度、時間を要するモノの
あとは、殆どストレスなくプレイ出来た。
ステージ進行中にロードが入るなどは一切なかったと思う。
なにより、ゲームオーバ後のリスタートが非常に速くなった事で
死にゲー特有のリトライ時のストレスをかなり軽減したと言っていい。
これはかなりと言っていい。
ボス戦は即再戦できる地点から始まる。
またステージ途中でやられた場合も、セーブした箇所ではなく
最も近い切れ目のいい箇所から即始まる。
テンポをほとんど崩す事なく再開できる。

あと、次点はストーリーや演出。
今回はチャプターごとの切れ目が思わせぶりな終わり方だったり
前チャプターとつなぎ目がスムーズでついやめ時を忘れさせられた。
ムービーのセンスが良くなったか。
ストーリーそのものは、さして目新しい物は感じなかったが
今回はキャラクター的にハヤブサの新しい面が見え、少し崩した
自分としてはこっちの方が感情移入しやすい、ハヤブサが観れた。
とは言え、今までのイメージを大きく崩すような程ではないので
さしたる事でもないと思うが。
最終的には格好良かったので
個人的には、これまでで一番格好良いんじゃないかと思った。

演出やセリフに関しても、前作までは若干拙いセリフ回しであると
感じなくもなかったが、今回は割とうまくセンスよくまとめていた
ように思う。
それぞれのキャラクターの役割も、意外性はないが、変に凝り過ぎず
最終的にすっきりと終わらせてくれるので、まぁ良い感じ。
この辺りは、個人の主観なのでなんとも言えないが。

また、前作までの経験者を喜ばすような演出が、ちらほらとある。
懐かしの敵キャラが登場したり、懐かしのステージで戦えたり
懐かしの名曲が掛かったり。
特にある場面で幻心が登場するシーンがあり、それがとてもいい。

-BAD編-

戦闘の爽快感が増した一方で、犠牲になったと思われる点も。
個々の戦闘のテンポがよくなった反面、雑魚敵の出現パターンが悪い印象。
これまでは、一人倒すと、一人づつ補填されていく仕様だったが
今回は、5、6人まとめて現れ、それを全滅させると再び同じパターンのメンツが
まとめて現れてそれを2、3ターン繰り返し新しいパターンの敵がまとめて登場
という感じ。一辺にまとめて登場するため、全体のテンポが悪く
後半はダレる印象を持つ。要はメリハリがない。
しかも、難易度ノーマルにしては敵の数はかなり多いだろう。

また、どうも今作は多対一の戦いにおける爽快感に比重を置いたせいか
こと局面における一対一の駆け引きがやや軽くなった印象を持った。
なんと言うか、動きがワンパターンで、しかもよくこちらの攻撃をよく避ける。
避けるのはいいが、何かそこに工夫というか、割とこちらの性能を無視したような
ゲーム的な避け方で、無駄に時間を掛けさせているような
やられるなら潔くやられて欲しいという様な、姑息な避け方だった。
そしてこのゲームの肝は、ザコといえど真剣な駆け引きを要する所。
ザコといえど本気で掛かってくる。気を抜けばやられる。
そう言った、ハイリスクハイリターンを演じてこそ死闘と言えるモノで
そこが薄まってはこのゲームの良さも薄まると言うもの。
ただ、あくまで難易度ノーマルなので、より上のレベルなら
また違ってくるのかもしれない。
しかし、ザコの動きのベースそのものが前作と違うので、変わらない気もする。

あと、なんでこれが盛り込まれたのか分からない、謎の要素がいくつかある。
クナイクライムやムササビダイブの事ではない。(あれは筆者は割と気に入っている)
進行途中で起こるイベントだが、さして意味のある操作でないにも関わらず
こちらが操作せねば進めないイベントがある。
恐らくは、演出の一環なのだろうが、そういうのは割と面倒で
しかも二周目以降は飽きるので、できれば、スキップできるような
措置が欲しかった所。

真新しさの感じないステージ構成、デザイン。
序盤と終盤を除き、どのステージも、どこかで見たことのあるようなモノばかりで
新鮮味があまり感じられなかった。
例えば、雰囲気や構成が前作に登場したモノをベースに表面上のデザインを
ちょこっと一新しただけのような感じで、前回までやり尽くしたのだろうか
新しさはなかった。
今回も世界を舞台にあちこち飛び回って戦うハヤブサだが、どうも似たような物が多く
そう言った新鮮味は薄い。世界観のスケールも狭まった印象。

またそれは、ボスも含めた敵全体にも言える。
どの敵も、以前やり尽くしたような、焼き直しのような敵ばかり。
過去の敵が登場するが、新敵と比較して、よりその個性が際立つ。
印象深い過去の敵に対し、今作はどれも印象が薄い。
結局の所、これも一つ一つの戦闘に重みがなくなったのと
関連しているのかもしれない。

そして、賛否あると思うが、追加キャラクターの存在。
結論からすると、ニンジャガイデンはやはり、リュウ・ハヤブサのゲームである
と言う事。
テクニカルな面で言うと、単純にリュウ以外で戦えるというのは面白かった。
リュウとは違う性能の、三者三様の戦い方があり、ゲームとしては非常に楽しめる。
矛盾しているようだが、ゲームとしてはアリだ。
あやねが居たっていいし、かすみも紅葉も悪くない。
それは物語の一つとして盛り上げうる存在だ。
しかし、ここからは全くの主観で持論だが、彼女らはあくまでも演出としての存在にすぎない。
あの世界での戦いはやはり、リュウにしか合わないしできないと思う。
なんと言うか、性能とかそういう事ではなく、印象だ。
設定に無理があるし、何より戦闘シーンにリアリティがないのだ。
世界観を崩すことなく成立させるのなら、もっと設定を詰める必要があると感じられる。
彼女らが戦うシーンだけ、B級スプラッターの映画のようになってしまう。
無駄に血が赤く、嘘っぽい。

-コメント-

全体的に、非常に良くできたアクションゲームだと思う。
戦闘は爽快感あるし、各種演出もセンス良くバッチリ決まって、心地よい。
ロード周りもスムーズで、モードによって自分のプレイを録画もできるので
後から見直して、酔う事もできる。

クリアするには独特の攻略が必要だが、ポイントを押さえ
このゲーム特有の立ち回りを覚えさえすればある程度
爽快感を持ってプレイできると思う。
自分の場合は、前作の2をやり込んで最高難易度をクリアしていたので
その程度の腕があれば、ノーマルはほとんど苦もなく気持ちよくプレイできるだろう。
ただあくまで難易度ノーマルでの話だが。

いずれにせよ、これまでの硬派なニンジャガに比べて
若干ライトに寄ったかと思われる。
印象としては、前作と比べてNORMALはEASYに感じたし、一対一も軽くなったと思う。
しかしながら戦いにおける爽快感は、新要素もあって
前作を凌ぐ出来ではないだろうか。
これだけ緻密で繊細な興奮できる戦闘は、このゲームならでは。
前作経験者でもその一端は十分に堪能できるだろう。

2はある意味マニアック仕様で、追求する人にはいいが
そこ迄という人にはむしろこの位が丁度良いかと。
いや、それでも難しい部類には入るか。
感触としては、無印1<3RE<1BL<無印2という感じ。(Σ版は割愛させて頂く)
なんにせよ、私は良くできたゲームだと思うので
今なら安価で手に入れられるだろうし
興味がある人、アクションに自信がある人にもぜひ勧めたい。

とりあえずこんな感じで、まだまだ言えてない部分もあるかもしれない<つづく>

TV22型、HDMI接続 

10.11.2017

つわものどもが夢のあと

今年の夏は、何故か中古ゲームを、よく買った。

前項でも述べたが、買った物はPSのFFコレクション、PS3のニンジャガ3レザーズ、GCのバーチャストライカー3、同じくGCのバイオ0だ(それぞれ略称)。

この中で当たりは、バイオ0、次点でニンジャガ3か。

不思議な物で、ある程度歳を行くと、ゲームをやりたい時期とやりたくない時期がある。
そうでもなかったと思えば、ふっと衝動的に、そう言えばこのゲームやりたかったんだよな、なんて思い出す。

そうして手に取るゲームは時が経てど自分にとっては、新作に等しい。
ハードを超えて、性能を超えて、新鮮な気持ちで遊べるものだ。
自分で言うのもなんだが、ゲームの正しい楽しみ方の一つなのかもしれない。

FFコレを買ったのは、PS3でPSのソフトが遊べるよと、最近知ったのがキッカケだ・・・。
某中古チェーン店にそう書いてあった。

まぁ、いい。

商品の並ぶ棚をみると、懐かしのソフトがずらりと並ぶ。
未だに、PSのソフトが売られている理由が、前述の通りで、判ったが、しかし値段が高い物が結構ある。
FFシリーズは今でも、高いほうだろう。
特にアンソロジー系(懐かしゲームの詰め合わせ)は結構する。なんでやねん。

と、まぁとりとめもない事をつらつらと言う。

しかしながら、バイオ0のおかげで、GCのゲームにも興味が湧いた。
GCの販売コーナーを見てみると、中々面白そうなラインナップが並ぶ。
こうして見ると、やはり面白いゲームは今でも生き残る。
だが、時代に淘汰されて消えていったゲーム達は、人知れず誰かがプレイしてるのかもしれない。

なんて、かつてこの国のゲーム全盛期を知る者の戯言。

これは、最近筆者が買った、兵(つわもの)どもだ!

最近の発見は、GCのゲーム陣が割と面白そうな物が揃っていることだった。
PS王朝が長らく続いてた過渡期だったが、実はこの頃はどのハードでも
良質なゲームの量産期だったのかもしれない。
他にも埋もれてる良作が、いっぱいありそうだ。

10.08.2017

愛すべきコントローラー

もしかしたら、私はコントローラーフェチかも知れない。
そんな感情を抱かざるを得ない秋の夜長だが
前回のGC版バイオ0を購入に置いて触れて置かなければならいと思ったのが
GCのコントローラーだ。

最初に見たときはなんだ此の、ボタン形状と配置は・・・だった。
使いにくそうな、アンバランスな大きさのボタンと、そして独特すぎる配置。
なんか見た目も、ちゃちっぽい。私は勝手に、GCが売れないのは
このコントローラーの所為だ、と当時は勝手に思ってたものだった。

しかし、今回なぜそれを購入したかといえば
もちろんGCのゲームソフトをプレイする為だった。
WiiでGCのソフトをプレイする為には必須で
別売りのクラシックコントローラーでは出来ない。
未だに、中古でも1000円以上もするこのGCコントローラーを
買わねばならないとは正直、気が進まなかった。
ゲームをする為に、しぶしぶ買ったのだ。

ゲーム機の顔は、私はコントローラーだと、勝手に思っている。
どのゲーム機も、たとえ高性能で、ソフトが揃っていようと
コントローラーがイマイチではその魅力も半減する。
なぜなら、ゲームをしていて大事なのは、そのゲームの面白さと気持ちのよい
操作感があってこそではなかろうか。
かつて、ドリームキャストというSEGA発売のゲーム機があった。
私は持っていた。
ご存知の通り、SEGA最後のゲームハードとなった。
私はこの敗北最大の問題点は、コントローラーの持ち難さだと思っている。
持ち心地の悪さ、ボタン配置の悪さ、そして見た目の安っぽさ・・・。
長時間もっていると、手首が痛くなってくる。致命的だった。
そこで私は思い知ったのだ。コントローラーの重要性を。

ソフトは決して悪くなかった。
メジャー受けしそうにないソフトでもやってみると
面白いものが多かったと思う。
しかし、プレステ2王朝全盛だったあの時代では
どっちみちダメだったかもしれないが・・・。
それでもソフトそのものは、よく出来ていたものばかりだったので
惜しい存在だったと思う。

話が脱線しすぎたが
これまで様々なゲーム機のコントローラーに触れてきた。
古くからは、ファミコン・スーパーファミコン、プレステ1・2・3
ドリームキャスト、ネオジオ、XBOX初代・360
そしてWiiとGCなどなど(携帯ゲーム機は除く)。

その形状は様々で、まさしく「顔」だと思う。本体よりも見る機会が多いだろうし
間違ってないと思うが、まぁいい。勝手に思う。
私はこの中で、最も優れているコントーローラーはXBOXの物だと思う。
しかも、初代のXBOXのそれの握り心地は
非常に持ちやすいと言う印象だった。
初めてだったから余計にそう思ったのかもしれない。
見た目の印象は、ごつい・重いだったが、触ってみると
実にソフトな、手に優しい形状とデザイン。
ボタンの押しは、プレステなどに比べると、やや固めか。
しかしながら、指に負担はなくむしろ、しっかり押してる感があり
これまた気に入った。何より頑丈そうなのがいい。

私は、もうやらないが、かつてはゲームで上手くいかないときなどに
ついコントローラーをどこかへぶつけてしまうという
なんとも未熟な愚行を繰り返し、挙句破損させていた物だった。
このXBOXのコントローラーでも何度かやってしまっていたが
これは持ちこたえてくれた。
なんという作り、なんと言う優しさだろう。
かくして、私は、このコントローラーを愛してやまないのだった。<つづく>

これは、最近某中古店で買ったGCコントローラー。
安っぽい見た目とは裏腹に、そこそこの重量感がある。
いいコントローラーの条件として、適度な重さが有るのは大事だと思う。
また、独特のボタン配置もプレイしてみれば、気にならない
(とはいえ未だGCは2つのソフトしかプレイしてないが)。
とりあえず、今ではお気に入りの一つ。